みるみる内科と在宅クリニック木更津

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みるみる内科と在宅クリニック木更津
小林 達雄 先生
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    この度は、独立開業まことにおめでとうございます。ここで改めて、小林先生がドクターを志したきっかけや動機を教えていただけますか。
    きっかけは、中学2年生の時に手塚治虫さんの描いた漫画、「ブラックジャック」を読んだことです。現実にはない話ではありますが、人間味あふれる所や、病気を治しつつその人の人生まで変えてしまうところに魅力を感じました。
  • 開業を考え始めたのはいつ頃からだったのでしょうか?開業を意識されるきっかけのようなものはありましたか?
    意識し始めたのは約5年前です。もっと近い距離で患者様に寄り添える診療をしたかったことと、広く地域医療に貢献したいと思い開業を考えました。
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    かなりご検討されていたかと思いますが、開業場所を弊社プロデュースの建物に決めた理由をお聞かせください。
    ご縁があったからです。これに尽きます。木更津の土地を選んだのは、広く地域医療を提供するという面で一番向いているのではないかと思いました。
  • 開業準備のほとんどをご自身でなされておりましたが、病院のお勤めをされながらの準備はさぞお忙しかったかと思います。その中でも苦労なさった点や、印象に残った出来事はありましたか?
    開業のノウハウを今後に活かすために自分で行いましたが、特に苦労という苦労はなかったです。準備を自分で行うと小回りが利き、瞬時に対応が出来たので良かったです。開業に向けて打合せを何度も行ったのですが、Kudoカンパニーさんを筆頭に関係者の方々が、以前勤めていた病院の休憩時間に来ていただき、その場で打合せを行えた事は非常にありがたかったです。また、自分で開業準備をするにあたり、気を付けたことはコスト管理です。しっかりとコスト管理をしていかないと、資金繰りに苦労してしまうのではという意識はありました。例えば、スピーカーを購入する時は、音が出さえすれば良いと考え、コストを押さえて購入しました。その代わりに、お金を注ぐところはしっかりと注ぎました。例えば、お力添えをいただく方やご縁というものは、いくらお金を出しても買えるものではありません。タイミング次第の部分もありますが、ご縁の機会を逃さず繋がりを組めるかどうか、それに対して見合う分は当然払うべきだと思いました。今後もそこの感覚は大切にして、一生懸命磨いていきたいと思っております。
  • 開業準備の時期は、感染症の影響で社会情勢が混乱しており、当時は小林先生もご関係者さまもさぞ大変だったかと思います。その際に気を配っていたことなどがあればお聞かせください。
    当時コロナ禍で開業をする、という事のアピールは意識しました。待合室のソファは1人掛けにし、予約システムを導入することで、出来るだけ待合室で待たせない工夫が今も生きています。
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    仕上がったクリニックの印象はいかがですか。特にお気に入りのところや、使ってみて良かったところがあれば教えていただけますか。
    仕上がりはとても綺麗で、スタッフと新築感を味わって楽しくやっています。私も素人ながら、設計から内装まで一緒にやらせていただき、それが形になったというのはありがたいことです。特に気に入っている部分は診察室のスタッフ動線側にもドアを設けて半個室化したことです。診察室は2診体制にしたのですが、現状では診察室2は使用しないことも多いので、応接室代わりに利用したり、患者様の相談室に使用したり、スタッフの作業や非常勤の先生の休憩場所にできるなど、多目的に使えるスペースとすることができたので、本当にドアを設けて良かったなと思いました。
  • 新しい環境でスタートされた今、改めて小林先生の思う理想の医療や、お考えの方針をお聞かせください。
    クリニックや病院には良い先生もいれば、残念ながら対応に問題がある先生もいるのが現実です。ですが良い先生が対応できる人数は決まっていて、患者さま全員が同じように良い先生の診療を受けられるわけではないので、その良い部分を補えるようなクリニックを作っていきたいです。今後は患者さまに愛され、コンビニのように便利に使え誰もがさっと入れる、満足度100%まではいかなくても満足度85%くらいのクリニックを作っていきたいと考えております。気軽に寄れるくらいの数の診療所を町ごとに展開出来れば、患者さまがより利用しやすくなるのかなと思います。私自身としては、医療のことはもちろんそうですが、医療法人の運営のノウハウを持っている経営者を目指し、そこを模索して行こうと思います。先ほどもお伝えしましたが、開業準備を自分で行ったのは、今後の展開のために開業というノウハウをしっかり押さえて他の人に教え、任せられるようにするためでもありました。そのためにはノウハウを身に着ける必要があると思い、そのつもりで開業準備をして来ました。
  • 開院にあたって、クリニックのお名前を色々お考えになられたかと思います。「在宅」という文字を取り入れておられますが、「在宅」を大きくアピールしたいという思いは、プロジェクト当初からございましたか?
    院名に「在宅」を取り入れたのは、クリニックの隣に在宅訪問を行っている薬局さんが開業してくれることを聞いて、絶対に「在宅」という文字を取り入れようと思いました。やはりこれもご縁だと思います。また「みるみる内科と在宅クリニック木更津」という院名にしたのは、ありきたりなものにはしたくないという思いと、将来的にコンビニのように展開していきたいという考えからです。院名に個人の名前を付けるパターンもありますが、すごく私の色が出てしまいますので(笑)、それは避けようと思いました。
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    最後に、これから独立を検討されている先生方に対して、何かアドバイスがあればお願い致します。
    自分で準備をして苦労という苦労はなかったのですが、さすがに開業前後は苦しかったです。特に事務作業の量が増えた事が苦しかったです。事務作業は得意でしたが、申請関係の作業量が多く関係者の方々に手伝っていただいたが、それでも手が回り切らない量でした。その他に資金面で、お金をつぎ込む事に関してある程度覚悟はしていましたが、思っていた以上にストレスがかかりました。そういった経験の中でのアドバイスとして簡単に言うと、ある程度馬鹿になった方がいいです。計画的にやるとか考えすぎないでやって頂きたいです。医師は多かれ少なかれ安定した職業なので、開業となるとかなりの壁を壊していかないとできない事だと思いました。是非、高い志をもって壁を壊し前に進んでいただければと思います。また、土地や建物から始まる医療運営というのは非常に重要なのでKudoカンパニーさんと組むことで安心して開業できるのではないでしょうか。
小林先生は「ご縁」と仰っていますが、常日頃から強い目的意識と情熱を持たれているからこそ、ご縁に恵まれるように思います。インタビューからも、その想いが伝わってくるのではないでしょうか。小林先生、不躾な取材に快くご協力頂き、重ねてお礼申し上げます。クリニックの益々のご盛業を心よりお祈りいたします。 https://www.mirumiru-clinic.com/
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